理大祭2018
2018年の理大祭のOSKブースで展示を行いました

11/24-11/25にかけて行われた理大祭で展示を行いました.

p-rayでは班員の開発している物理ベースレンダラーで出力した画像や, 以前制作したコーネルボックスの模型を展示しました.

レンダラー紹介

yumcyawizはC++でBVH付きのパストレーサーを実装しました. BVHが入ってポリゴンを扱えるようになったので, 水が入ったコーネルボックスをレンダリングしてみました. パストレーシングだと厳しいですね.

pnlyはRustでBVH付きのパストレーサーを実装しました. 綺麗なガラスのStanford Bunnyをレンダリングしてくれました.

kyawakyawaはBDPT(双方向パストレーシング)の実装に挑戦していました. 以下は理大祭前日に実装に追われている様子.

実装は何とか間に合ったようで, 当日は以下のような画像を出力してくれました. ガラスの中に光源が入っていて, BDPTじゃないとレンダリングが難しいシーンになっています.

講義班に所属する新入生もC++でパストレーサーを実装して, 以下のような絵を出してくれました. 講義班長としてはここまで頑張ってくれたことに涙が出るくらい嬉しいです.

当日の様子

以下のような感じで教室の壁沿いに展示を行いました.

展示の様子
展示の様子

ただ画像を展示するだけでは面白くないので, 以前制作したコーネルボックスを置いてみたり, レイトレーシングの説明ポスターも貼り付けてみました.

レイトレーシングの説明ポスター
レイトレーシングの説明ポスター

当日はたくさんの方がブースに来てくれました。写真ではなくてCGであることを説明すると驚く方が多くて嬉しかったです。レイトレーシングという言葉が少しでも多くの方の記憶に残ればと思いました。

p-rayではないですが, 機械学習班がnoise2noiseというニューラルネットワークを用いたレンダリング画像のノイズ消去を展示していました. レンダラーはp-rayの班員が作ったものを使用しています.

最近レイトレでは機械学習によるデノイズでリアルタイムレイトレーシングを実現しようとする動きが出ています. 機械学習班と協力してこういった分野にも手を伸ばしてみたいです.