OSKが新規部員募集を再開したことに伴い、p-rayでは毎年新入生向けに開催しているレイトレーシング・物理ベースレンダリングの講義を今年も行うことになりました。
講義について
目標
物理ベースレンダリング・パストレーシングの理論について理解し、C++を用いて簡単なシーンをレンダリングできるパストレーサーを実装できるようになることを講義目標としています。
最終的には以下のようなCGが自分の書いたプログラムだけで出力できるようになります。
扱うテーマ
以下のようなテーマを扱う予定です。
- C++によるオブジェクト指向プログラミング
- CMake
- 古典的レイトレーサーの実装
- OpenMP
- 物理ベースレンダリング理論
- 確率論の基礎
- モンテカルロ積分
- パストレーシング
- 薄レンズモデル
- IBL
- Next Event Estimation
必要な事前知識
- C++の基礎的な部分
- Terminalの扱い方
- gitの知識
これらの知識が不足している場合でも講義中で適宜補います。
C++の基礎的な部分についてはC++講義班があるので、そちらにも入ることをおすすめします。
開催方法
Discordを用いてオンラインで開催します。講義資料やプログラムを画面共有しながら説明する形で行います。
講義は理解を深めるために演習ベースで進めていきます。
日程
OSKの公式活動日に合わせて毎週土曜日10:30 - 16:00を予定していますが、参加者の予定に合わせて自由に開催したいと思います。
講義はp-rayに講義希望者がある程度入り次第開始しようと思います。期間は最大で春休み頃(2021/02)までを想定しています。
参加方法
- OSKに入部
- Slackのp-rayチャンネルに参加
- チャンネル内で講義を希望している旨をお伝えください
過去の様子
以下は2019年度の物理ベースレンダリングの講義の様子です。過去の講義資料についてはこちらから閲覧できます。